ひまわりを庭に植えてはいけないといわれているようですが、実際は植えてもかまいません。
では、どうしていけないと言われているのでしょうか。
ひまわりを庭に植えてはいけない理由
いけないと言われている理由の大半が「火回り」を連想させるから というものです。
火が回るというのは火事のことですが、家計が火の車になるというイメージもあります。
昔は、秋田県や徳島県、奈良県の一部で言い伝えられていたようですが、秋田と徳島と奈良ってなかり離れているのに同じ言い伝えって興味深いですね。
もう1つの理由としては
花の終わりが「打首」を連想させるから というものです。
・・・が!これらは迷信なので気にする必要はありません。
実際、私は出身が秋田県でも徳島県でもないので、知りませんでした。
しかも風水的には、「太陽のほうを向いている」ということで「陽の気」を持ってるとされ「黄色」とともに金運アップの とっても縁起が良い花なんです。
ということでひまわりは植えても良いということはわかりましたが、庭に植えてはいけない草木ってあるんでしょうか?
今回は「植えてはいけない棘のある草木」限定で、植えたことによっておこった弊害も聞いてみました。
バラ
【Aさん】
つるバラを植えました。庭はそこまで広くないのですが、庭の前は市道になっていてよそ様の家ではないのは結構自由に植物を植えられるので便利です。
つるバラもその境目に植えたのですが、とにかく成長が凄くて周りの植物にもどんどん絡んでいき、両方の植物に関して剪定するのが大変です。
棘があることで脇の植物に絡みやすくなったうえに手で持つのも大変なので、しっかり絡みつくまでほおっておいたら茎もしっかり丈夫になってくるので、剪定を怠らないように管理しなければなりません。
【Bさん】
バラを長年植えていましたが、棘による弊害は特にありませんでした。
棘のあることで困ることとして想像するのが、「庭でうっそうと生い茂っては、その枝葉で通り道を遮るだろうし、かき分け進むときや剪定のとき等に怪我をするのではないか」といったことかもしれません。
ですが、スタンダードな大きさのバラを植えたとしても、バラはそんなに極端に急に成長したりはしないものです。
おとぎ話の眠り姫に出てくるイバラのような成長とは程遠く、ゆっくり育ちます。
また、バラは土の中の地下茎を伝ってその範囲をどんどん拡げるような種類でもありません。
あくまで素直に、縦にも横にもゆっくり伸びます。ですので、マイペースに剪定しても、庭の通り道を塞いだりはなかなかしないものです。
怪我の危険という観点から見れば、バラの棘の弊害は意外と無いと言えます。
【Cさん】
ピンクと黄色のバラを窓の前に並べて植えました。
防犯目的で植えたので、その目的は多少効果があったのではないかと思っています。
前を通るときに肌や来ている物や持ち物を引っ掛けてしまい、傷ついたことが何回もありました。
ダウンジャケットに穴があいてしまったこともあります。
誰かが通るときは一言言うようにしています。
また窓の開け締めのときに手に傷がついたこともありましたし、レースのカーテンが風で煽られて引っかかり、取るのが大変だった上にカーテンに穴が空きました。
アロエ
キダチアロエ
以前から庭にあるのですが、おそらく20年くらいたつのでしょう。
陽当り抜群の場所なのでトゲトゲのモンスターみたいに巨大化していました。
毎年剪定しますが45Lのごみ袋2つぎっしりゴミがでます。
水気があるのでとても重たいです。
量がありすぎて、食べるとか薬にするとかやる気になりません。
雪が降っても枯れないです。
キダチアロエというだけあって木になっているので、抜くのも大変そうです。
毎年お世話が大変で困っています。
アロエベラ
棘のせいで何か弊害があったということではなく、太陽が燦々と当たるところに植えると赤く色焼けしてしまうのと、それにより棘が硬くなって少し危ないかなとは思います。
棘が気になる場合は、ハサミで簡単に切れますので、葉肉を傷つけないようにチョキンと切るのもいいかと思います。
切ったからといってアロエの生育にはなんら問題はありませんので、気になるかたはこのやりかたをオススメします。
カラマンシーレモン
南洋レモンと言われるカラマンシーレモンを植えていました。
このカラマンシーは、スーパーボールぐらいの実がなるのですが、ジュースにもよし、お料理にもよしな 何にでも使えるビタミンたっぷりのすだちみたいなフルーツがなります。
しかし、この木には棘があり、剪定の際にかなり刺さって痛いです。
そしてアゲハ蝶がめちゃくちゃ卵を産みにきます。
それを毎朝とらないと、葉を食べられてしまうので、結構手間が掛かるので大変です。
サボテン
子供の頃、サボテンが庭に植えられていました。
ある時、友達とそのサボテンの周辺で遊んでいた時体制を崩してしまい、サボテンの中に突っ込んでしまいました。
体は服を着ていたのでなんとか無事でしたが、短パンで遊んでいたので露出していた脚に大量のトゲが刺さってしまい、痛くて泣いてしまいました。
しかし抜かない訳にも行かず親を呼んでなんとか抜いて貰いましたが、暫くは無数の針穴のような傷跡が残ったままでした。
友人に怪我はなかったのでいいですが、それ以来、サボテン類は絶対に植えていません。
サンショウの木
自宅の庭に植わっている木ですが、秋になると少し枯れた様な状態になります。
ある時庭の掃除をしていたのですが、サンショウの木の枝が伸びていたので切ろうとゴム手袋をしながら枝切りばさみで切っていたのですが、流石に大きめの棘に当たってしまいゴム手袋をもさして更には自分の手の甲も棘が刺さってしまい結構な流血騒ぎとなったことがあります。
棘が手の甲に刺さるというのはとても痛いもので、1週間程包帯を巻いていました。
柚子の木
冬至に柚子は欠かせません。
弊害と言うならあまりにも棘が長く、収穫時に怪我をする恐れがあるほど危ないです。
また、枝を選定するときにその枝の処理が大変です。
そのまま束ねることもできませんし、細かく切って紙袋に入れて更にポリ袋に入れてゴミに出します。
うっかり切った枝を庭に落として、その後かなり経ってから草むしりのときにうっかり触ってしまい、棘が刺さって痛い思いをしたと言うような事は何度もあります。
かなり注意が必要です。
ボケの花
ボケの花は梅が咲く前、梅の花が終わったころからでしょうか赤い花が咲きます。
花が咲き終わった春先から夏ころに剪定を行うのですが、枝に棘があり剪定するのも剪定枝を片付けるのも棘が刺さって痛いです。
年間を通してそんなに大きくはならないのですが、あんまり大きくなりすぎると選定作業も大変になると思って毎年一回は行うようにしています。
近所の方からいただいたものですので、これからも大切にしていきたいと思います。
まとめ
ひまわりを庭に植えてはいけないというのは迷信でしたね。
そして棘のある草木を植えてはいけない理由は、棘が危ないからという理由一択でしたね。
触らないようにしておけば、なんら心配ありませんが剪定する場合は困りますね。
厚手の軍手や手袋などがないと、作業がはかどらないということですね。
棘の有る無しに関係なく、植えないほうが良い草木もあるんですね。