夜、入浴するときはあんまり気付かなかったりしますが、昼間の明るいときに見るとお風呂の椅子の汚れが目立つことってありますよね。
このまま汚れを放っておくと、カビが生えたり、黒ずみがひどくなり、だんだんお手上げ状態になっていってしまう可能性も。
そんなことにならないために、どうやって掃除したらよいのか調べてみましたよ。
お風呂の椅子の水垢の掃除方法は?
お風呂の椅子と言っても、種類はいろいろあります。
アクリル、PET樹脂、ポリプロピレン、樹脂にアルミ製の脚が付いたもの、天然木製などです。
バスチェアとして使用されるのは天然木製以外は、ほとんどがプラスチックなんですね。
お風呂の椅子の汚れの正体は?
お風呂の椅子の汚れは水垢、皮脂汚れ、石鹸カス。
【水垢】
水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどと混ざると結晶化して固くなってしまいます。
【皮脂汚れ】
体や頭を洗ったときの汚れが付着したもの。
【石鹸カス】
石鹸カスは、皮脂汚れと混ざっていたりするので、カビが生えてきたりすます。
水垢と石鹸カスの汚れはアルカリ性
皮脂汚れは酸性です。
水垢の特徴
クリアータイプのアクリルや、PET樹脂などは水垢が目立ちますよね。
まだら模様のうろこ状になることが多いです。
こびりついた水垢は力ずくで落とすと、素材が傷ついてしまいます。
傷をつけてしまうと、傷の中に水垢が入りこんで、ますます落とすことが大変になってしまいます。
石鹸カスの特徴
ポリプロピレンのようなプラスチック製の椅子は石鹸カスが付着しやすいです。
付着すると、全体的に椅子の色が白っぽくなってたり、黄色っぽくなってたりします。
薄く付いた石鹸カスの場合は、擦っただけで落とすことができます。
分厚く付着してしまった場合は、削り落とす必要があります。
素材によっては傷が付いたりするので、地道に落とす必要がありますね。
簡単に落とせる方法はコレ
汚れが付いた初期の段階では、ぬるま湯で洗い流して、傷がつかないように柔らかいスポンジや布で拭きとるだけで水垢も油膜も取り除けます。
長く放置していた場合は、傷をつけずに汚れを落とすのは困難になってきます。
こういう場合は湯船の残り湯でつけ置きしましょう。
クエン酸や重曹で落とせるの?
水垢と石鹸カスの汚れはアルカリ性、皮脂汚れは酸性ですがどちらかだけが付着してるわけではないですよね?
では、酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹、どちらでつけ置きするのか?ということになりますが、
クエン酸のほうが重曹よりphの調整がしやすく強いphなので、先に重曹でつけ置きするほうが良いとされています。
お風呂の残り湯にカップ一杯の重曹を入れて、お風呂の椅子や洗面器、小物などつけ置きして翌日まで放置。
これだけで、たいていは、するっと落ちますよ。
これでも落ちないということなら、クエン酸でないと落ちない汚れが残っているということなので、重曹の残留をしっかり取り除いてからクエン酸での清掃をしましょう。
木製の椅子はどうするの?
アクリル・プラスチックに比べるをカビが発生しやすいですよね。
使用したら、石鹸カスをしっかり洗い流して風通しの良い場所で乾かしましょう。
洗剤を使って洗う場合は中性洗剤を使ってください。
長期間使っていると黒ずみなどが気になってきますが、この場合は市販の漂白剤を使うのも良いですね。
いきなり漂白しないで、椅子の裏側など目立たない箇所で漂白剤を試してから使ってください。
漂白剤を使うのは抵抗があるということなら、紙やすりなどで削っても良いですね。
お風呂に入るとサッパリして気分が良いですが、そのあとのお手入れが面倒ですよね。
一応ざっくりと水気は取り除いているつもりですが、明るい昼間に見ると「えーー?」って思ってしまうこともありますよね。
24時間換気のスイッチではなく、入浴後は5時間換気のボタンを押していました。
今日からは24時間換気にしようと思います。
まとめ
汚れが付いた初期の段階の場合はぬるま湯で洗い流して柔らかいスポンジや布で拭きとるだけでOK。
長く放置していた場合は残り湯に重曹を入れて椅子や洗面器等を一晩つけ置きする。
※ つけ置きは、最初は重曹で行いましょう。