こんにちは。よしこです!
『よしこのブログ』
にお越しいただきありがとうございます。
土用は年に4回あります。
一般的には、土用の丑というと夏の土用でうなぎを食べるということを思い浮かべますよね。
土用の丑の日の献立でうなぎ以外もある?
土用の丑の日は「う」の付く食べ物と「黒い色」の食べ物が、縁起が良いと言われています。
うなぎじゃなくても良いんですね。
「う」のつく食べ物で代用
- うどん
- 瓜(ウリ)科の野菜
- 梅干し
- うずらの卵
- うし肉
- うま肉
他にもたくさんありますね。
うに、うぐいす餅、うしお汁、海ぶどう、卯の花、烏骨鶏もそうですよね。
私は愛知県民なので「ういろう」が良いです。
羊羹とういろうがあったら、迷わずういろうを選びます(笑)
黒い食べ物で代用
【黒い野菜】 黒豆・黒ゴマ・牛蒡(ごぼう)・茄子(なす)など
【黒いお菓子】 土用餅
【黒い魚】 鯰(なまず)・鰌(どじょう)・鯉(こい)・黒鯛(くろだい)
【黒い貝類】 栄螺(さざえ)・蜆(しじみ)など
個人的には、牛蒡や茄子は黒いとは思いませんが、黒砂糖とかは良いんじゃないでしょうか。
土用餅というのは知りませんでしたが、夏の土用に食べるあんこを包んだ餅のことだそうです。
他にも「土用」と付くものとして
土用シジミや土用卵があります。
土用シジミ:年2回あるシジミの夏の旬。産卵期を迎えているため栄養価が高く夏バテ防止にも。
土用卵:夏の土用の時期に産み落とされた卵のこと。
「土用」の意味
「土用」とは、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前、18日(または19日)の期間のことを言います。
※四立の日にちは年によって1日前後します。
うなぎを食べる夏の土用は、注目されていますが、土用は1年に4回あるんですね。
- 冬の土用 立春(2/4頃)の前約18日間:1/17~2/3頃
- 春の土用 立夏(5/5頃)の前約18日間:4/17~5/4頃
- 夏の土用 立秋(8/7頃)の前約18日間:7/20~8/6頃
- 秋の土用 立冬(11/7頃)の前約18日間:10/20~11/6頃
土用の「丑」の意味
丑は「十二支」の一つの「丑」のことです。
昔の日本では日付にそれぞれ十二支を当てはめていて、12日周期で干支が一周するようになっていたんですね。
子の日、丑の日、寅の日と順番に当てはめていて、1年は365日なので約30周ほど十二支が巡ることになります。
なかでも、土用期間にある丑の日は、人々の健康を祈るとよいと考えられていました。
土用の期間は18日なので、丑の日は一つの土用期間中に1~2回あることになります。
1回目と2回目で呼び方が違っていて、1回目を「一の丑」2回目を「二の丑」と呼んでいます。
土用丑の日にうなぎを食べる風習の由来
平賀源内の話は有名なので、知ってるかたも多いと思います。
本来うなぎの旬は冬のため、 夏にはうなぎはあまり売れなかったそうです。
江戸時代、うなぎが売れなくて困ったうなぎ屋が、平賀源内に相談したんですね。
「本日丑の日」土用の丑の日 うなぎの日 食すれば夏負けすることなし
と書いた張り紙を「店に貼るように」という平賀源内の提案で、夏のうなぎが大繁盛したんです。
平賀源内がこのアイデアを出す前から、土用の丑の日は「う」のつく食べ物を食べると夏バテしないと言われていたので、「う」がつくうなぎはピッタリだったんですね。
ビタミンB1やたんぱく質、ミネラル等を摂ることで夏バテ解消に効果が期待できますが、うなぎにはビタミンB1が含まれていますね。
土用の丑の日に避けた方がよいこと
土用の期間は、土の神様である「土公神」が土を支配していると考えられています。
そのため、土を動かす行為は避けたほうが良いんですね。
庭の手入れ
土に穴を掘るなどの、土をいじることをするのは、縁起がよくありません。
ガーデニングや農作業は土用の時期を避けたほうが良いと言われています。
直接土をいじらなくても、新築や増築、井戸や穴を掘るなども良くないとされています。
引っ越しや旅行
土用の時期に引っ越しや旅行に行くことも、あまり良くありません。
また、土用の時期は新しいことも避けた方が良いとされているため、結婚や転職も控えたほうが良いんですね。
そして、これにともなう新婚旅行や新しい勤務地への引っ越し、開業や開店も避けた方が良いとされてきました。
相性の悪い方角
五行説は方角にも当てはめられています。
昔の人は縁起を担いで、どこかに移動するときは事前に好ましい方角と時期を確認していました。
土はどの方角にも当てはまっていないため、土用の時期にはどこに移動することも良くないという考え方です。
なかでも特に悪い方角は「土用殺」と呼ばれています。
春の土用殺:南東
夏の土用殺:南西
秋の土用殺:北西
冬の土用殺:北東
間日(まひ)ってなに?
土用の期間は18日間ありますよね。
この期間、ずっと土いじりができないとなると、支障が出てきたりしますよね。
間日の日は土公神が土から出て天上界へ行っているので、この日だけは土いじりをしても良いと考えられています。
なので、土いじりは間日に行いましょう。
日にちには、十二支があてはめられています。
冬の土用の間日 寅、卯、巳の日
春の土用の間日 巳、牛、酉の日
夏の土用の間日 卯、辰、申の日
秋の土用の間日 未、酉、亥の日
土用の丑の日にうなぎを食べることや、「う」のつく食べ物なら良いということは知ってましたが、黒い食べ物でも代用可能なのは知りませんでした。
土用の期間が18日もあって、その間土いじりや旅行も避けた方が良いということも、初めて知りましたね。
でも、今そういうことを気にする人ってそんなにいないでしょうね。
引っ越しや結婚式、退院などは暦を気にしたりしますが、その日が土用の期間なのかを気にしたことは1度もありませんでした。
これからも気にしないとは思いますが、頭の端っこでは覚えておこうと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!